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米リチウムイオン電池のエナール・ワン、連邦破産法の適用を申請(Reuters)

2012-01-27 16:44:13

[26日 ロイター] 米リチウムイオン電池メーカーのエナール・ワン(HEVV.PK: 株価, 企業情報, レポート)は、競争の激化と大口取引先の破産を理由に、連邦破産法第11条の適用を申請した。

同社は電気自動車用リチウムイオン電池などを製造するため、エネルギー省から1億1850万ドルの補助を受けている。

4カ月半前には、政府から5億3500万ドルの融資保証を受けたソーラーパネル会社のソリンドラが破産法の適用を申請している。

共和党議員からは、オバマ政権が「クリーンエネルギー」会社への補助認可にあたって適正な調査を行っているのかとの批判が絶えない。

エナール・ワンのアレックス・ソロキン暫定最高経営責任者(CEO)は、破産裁判所に提出した申請書で、トヨタ(7203.T: 株価, ニュース, レポート)のほか、製造コストの安い中国や韓国のライバル電池メーカーとの「熾烈な競争」にさらされたと述べた。

さらに、2011年6月に大口取引先だったノルウェーのシンク・グローバル社の破産で打撃を受けたほか、消費者への電気自動車の浸透が予想したペースに達していないことなども挙げた。

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTYE81K0V120120127