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2011年の太陽光発電用電池セル・モジュールの国内出荷数初の1GW超え(FGW)

2012-02-17 12:20:34

reuterssunpower
一般社団法人太陽光発電協会の発表によると、2011年の国内での太陽電池セル・モジュールの出荷量は、前年比30.7%増で過去最大の1,296,073kWとなり、初の1GWに乗せた。輸出は前年比1.2%増の1,462,808kWと横ばい。海外勢の国内市場への参入も活発で、国内での輸入品のシェアは前年より7.6%増の20.3%と2割台に乗せた。

 

調査は、太陽電池セル・モジュールを生産、輸出入している企業34社を対象(回答率100%)。総出荷量は前年比13.2%増の2,758,881kWと順調に伸びた。用途別では、住宅用が前年比37.3%と堅調に推移した。東日本大震災での電力不足への対応や、自治体主導の太陽光発電設備への補助金等の効果が大きかった。企業向けとの自家発電用(連系無)は263.5%増と急増した。一般電力用としての利用も32.0%増と伸びている。

再生可能エネルギー法に基づく電力固定価格買取制度(FIT)がスタートする今年は、さらに増加が見込まれている。今回の調査によると、業界全体の生産能力は2011年12月末時点で、8,166MWで、一年後には11.5%増の9,111MWの増強計画が見込まれている。

http://www.jpea.gr.jp/pdf/t120215.pdf