HOME5. 政策関連 |問われる京都メカニズムのCDMの存在意義。8000以上のプロジェクト認定にもかかわらず、クレジット削減効果の「追加性」の乏しさ露呈。廃止か改革か(RIEF) |
CDM2キャプチャ

 

 国連の気候変動枠組み条約事務局(UNFCCC)が推進してきたクリーン開発メカニズム(CDM)の存在意義が問われている。CDMは京都議定書に基づき、先進国企業が途上国での温室効果ガス削減プロジェクト支援の際にクレジットを取得できる仕組み。ところが、これまで認定されたプロジェクトの多くが、CDMの認定がなくとも、事業として成り立つことがわかり、制度の必要性に疑問が指摘されているためだ。4 日からバンコクで開く国連の気候変動会議でも焦点の一つになりそうだ。

 

 温暖化対策の最初の国際協定である京都議定書(1997年調印)は、2008-12年の第一約束期間での温室効果ガスの削減目標を設定した。……

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