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風車の「羽根」ポキリ 遠野・道の駅、強風原因か(岩手日報)

2012-03-22 15:48:21

5本のシリンダー全てが根元近くで折れた風車=遠野市・道の駅遠野風の丘
遠野市綾織町の道の駅遠野風の丘(菊池美之支配人)で21日、敷地内に1基設置されている風力発電設備の、風を受けて回転する部品「シリンダー」が5本全て途中で折れて落下した。強風の影響とみられる。けが人はなかったが、近くに駐車していた軽乗用車1台が一部破損した。

5本のシリンダー全てが根元近くで折れた風車=遠野市・道の駅遠野風の丘




 製造・設置を担当したメカロ(秋田県潟上市)によると、シリンダーはカーボンファイバー製で1本の長さが5メートル、重さは約40キロ。風車の中心の高さは12・5メートル。シリンダーはそれぞれ回転してエネルギーを生み出しながら、風車全体の「羽根」としての機能も果たすことで効率よく発電できることが特長とされていた。

 道の駅職員や買い物客の目撃証言から、同日午前10時半ごろからの約10分間に破損、落下したとみられる。同日の遠野市内は強風が吹き続き、風車内の測定器はこの時間帯に風速25メートルを観測。風速20メートル以上になると運転を自動停止する設定だった。

 メカロの柴田亨取締役は「今回のような壊れ方は例がなく、現状では説明ができない。早急に原因究明を進める」と語った。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120322_10