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戸田建設が「RE100」に加盟、2050年までに再エネ比率100%達成へ。ゼネコンでは初の宣言。洋上風力発電等の電力の自社消費も検討(RIEF)

2019-01-29 17:41:24

todaキャプチャ

 

 戸田建設は、事業活動で使う電力を2050年までに再生可能エネルギー電源100%とする目標を掲げ、国際的イニシアティブである「RE100」に加盟した。日本企業では13番目、ゼネコンでは初めての宣言となる。

 

 同社はエコファースト企業にも選ばれており、2050年までに事業活動からのCO2排出量を80%削減(1990年比)とする目標を掲げている。今回、CO2削減目標の達成のために、使用する電源を再エネ電力に全面切り替えることを進めることとした。まず、2040年までに再エネ電力比率を50%とし、ついで2050年までに100%を達成する計画だ。

 

 目標達成ために、社内の省エネを進める一方で、グリーン電力証書等の購入にも力を入れる。また同社が発電事業者の一員として出資している既存の太陽光発電事業について、固定価格買取制度(FIT)で売電している電力でFIT期間終了したものについて、その一部を自社消費に活用するとしている。

 

 戸田建設は本業として長崎県五島市で、日本で初めて商用運転を開始した浮体式洋上風力発電事業に取り組んでおり、その資金調達のために、グリーンボンドを発行し、2017年の「サステナブルファイナンス大賞」を受賞している。http://rief-jp.org/ct4/76862 同事業を含め洋上風力事業などの拡大を促進しており、将来は、洋上風力発電で生み出す電力も自社家消費に充当できる体制作りを進めたいとしている。

 

https://www.toda.co.jp/news/2019/20190118.html