HOME |「気候変動対策を求める『登校拒否』運動」 2回目の世界一斉行動に125カ国、189万人参加。日本の若者も。次回は大人も参加する「グローバルゼネスト」を9月に実施計画(RIEF)。 |

「気候変動対策を求める『登校拒否』運動」 2回目の世界一斉行動に125カ国、189万人参加。日本の若者も。次回は大人も参加する「グローバルゼネスト」を9月に実施計画(RIEF)。

2019-05-27 00:27:58

Schoolstrike2キャプチャ

 

   地球温暖化の進展に危機感を募らせる若者たちが24日、「気候変動のためのストライキ」を実施。主催者の報告によると世界125カ国で、約180万人の子どもや若者が共同行動に参加、「大人たち」に温暖化対策を早急に実施するよう呼びかけた。次回は9月20日に、大人にも参加を呼び掛け、グローバル・ゼネラルストライキを敢行する、としている。

 

 (写真は、日本での若者のデモ行動の模様:5月24日、東京)

 

 世界一斉行動は3月15日に続いて2回目。「気候変動対策を求める登校拒否(スクールストライキ)」を最初に実施し、運動の軸になっているグレタ・ツゥーンベリさんは、自国スウェーデンでデモに加わった。https://twitter.com/i/status/1131873090793869313

 

schoolstrike1キャプチャ

 

 グレタさんは、EUの欧州議会選挙が実施されている中で、「EUが温暖化危機に真剣に取り組むならば、欧州議会選挙ではこの問題が当然、唯一の争点になるべきだ。しかし全くそうはなっていない」と指摘、「大人たちの不作為」を批判した。

 

 さらに「地球が危機に瀕しているのに、われわれの親たちは、成績がどうだとか、新しいダイエットだとか、『ゲーム・オブ・スローンズ』(人気テレビ番組)のファイナルがどうだとか、に夢中だ。こうしたことを変えさせるには、みんなの力が必要。今、われわれすべてにとって、大規模な行動が必要だ」と、同世代の若者たちに呼び掛けた。

 

真夏日の中、温暖化対策を求める。来日したトランプ大統領にも聞こえた?
真夏日の中、温暖化対策を求める。来日したトランプ大統領にも聞こえた?

 

 日本でも、東京や京都で、若者たちが、デモ行進を実施した。東京では、午後4時過ぎから200人以上が集まって、「気候危機は現実だ」「プラスチックをやめよう」などと書かれたプラカードを掲げて、霞が関の官庁街をデモ行進した。https://twitter.com/i/status/1131848677163581440

 

 24日の東京は今年初の「真夏日」。暑さの中、デモに参加した若者たちは、「温暖化は、人ごとじゃない」、「5月に東京がこんなに暑かったらやばい。すぐに行動をしないと間に合わない」などと危機感を強調した。

 

 

京都でも若者がアピール
京都でも若者がアピール

 

 京都では、参加者が京都市役所を訪れ、気候変動対策を求める請願書を渡し、さらに若い世代との政策的対話の機会の設置も求めた。

 

https://www.theguardian.com/environment/gallery/2019/may/24/student-climate-strikes-around-the-world