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新型風車を開発 福島大・島田教授が特許出願(福島民友)

2012-04-12 13:47:48

新型風車「カエデの種型風車」を開発した島田教授
福島大共生システム理工学類の島田邦雄教授(47)は11日までに、低風力でも高発電効率が期待できる新型風車「カエデの種型小型風車」を開発した。島田教授によると、従来のプロペラ型風車と比べ、回転数が約5倍、発電力は数倍から10倍の能力を持つ。島田教授が紅葉狩の時に見かけた、カエデの種が回転しながら落下する様子を具現化した。現在、特許出願中。
 3~5メートルの低風力で能力を発揮する新型風車は、住宅の屋根などへの設置を想定。直径17、50、70センチの3種類を開発した。すでに蓄電池と組み合わせて実用できる段階を迎えており、メーカーと販売化などについて交渉中という。
 家庭での使用を考えている17センチの風車は風速3~5メートルで発電力は約1ワット。島田教授は「携帯電話を20機ほど充電できる」と語り、50、70センチの風車を使った発電機は集合住宅などでの活用を想定する。

 

新型風車「カエデの種型風車」を開発した島田教授


 1機あたり蓄電池と組み合わせて1000円~2万円での販売が可能としており、島田教授は「平たい鉄板を曲げるだけなので製作が容易。小型から大型まで量産化できる」と安価に販売できる要因を説明した。

http://www.minyu-net.com/news/news/0412/news10.html