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横浜市、海中のアマモのCO2吸収固定量をカーボン・クレジットとして初認定。市独自の「ブルーカーボン・クレジット制度」で展開(RIEF)

2019-09-18 22:13:56

yokohama11キャプチャ

 

  横浜市は、海の公園(金沢区)の公園管理区域内に生息するアマモのCO2吸収力を、カーボン・オフセット可能なクレジットとして初めて認証した。認証したクレジットはCO2換算で12.3㌧分。同市では独自のカーボン・オフセット制度として、海を利用した取り組みによるCO2削減効果を取引できる制度を実施しているが、藻類のCO2吸収力を評価したのは認証したのは初めて。

 

   横浜市は、2014年度から海洋資源を活⽤した温暖化対策プロジェクト「横浜ブルーカーボン」を実施中。地元の企業・団体の「わかめの 地産地消」や、港湾の曳舟の「ハイブリッドタグボート」化、海水ヒ ートポンプ導入などの「ブルーリソース」による CO2 削減効果を、市内で開催されたトライアスロン⼤会等でのCO2排出量のオフセット等に活用してきた。

 

海中のアマモの効果
海中のアマモの効果

 

 今回は、生態系によるCO2吸収力「ブルーカーボン」をクレジットとして認証する環境が整ったことから、アマモのCO2吸収・固定効果と水質改善・生物多様性増進への貢献をクレジット化することとした。

 

  アマモの生息地は、横浜の「海の公園」。1988 年に金沢地先埋立事業の一環として整備した横浜で唯一の海水浴場をもつ公園で、市では2015年度からアマモ場の調査・啓発活動を行ってきた。公園管理区域内に生息するアマモ密生域の面積は、今年6月時点で7万7804㎥。東京ドーム約1.7個分に相当する。

 

yoiohama14キャプチャ

 

 アマモのCO2吸収・固定量の算定については、これまでは、独自の係数を利用していた。今回は、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)でTier1として示された世界共通の係数を用いて算定した。アマモのCO2吸収・固定量は12.3㌧分だが、2018年度のカーボンオフセット量は、年間164.4㌧を実現している。

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/ondan/2019/uminokouen_amamo.html