HOME8.温暖化・気候変動 |英イングランド銀行カーニー総裁、TCFD提言の気候リスク情報開示の義務化を強調。企業には2年間の助走期間を踏まえた対応を要請。金融機関には投融資先の気候戦略評価を要請(RIEF) |
Carney22キャプチャ

 

   英イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は8日、 気候関連財務情報タスクフォース(TCFD)提言に基づく企業・金融機関の気候情報開示について「私見だが、次の2年間の財務報告を経て、開示の緊急性と不可欠性を調整すべきだ」と指摘、開示義務化への備えを求めた。さらに金融機関に対しては、投融資先企業の気候変動に対する戦略評価を求めた。

 

  カーニー総裁は東京で開いたTCFDサミットに招待されて出席した。総裁は「サステナブルファイナンスの基盤を強化するTCFD」とのタイトルで講演した。

 

 

 総裁は、G20所属の世界企業約1100社のうち、5分の4の企業は、何らかの形でTCFD提言に沿った気候関連財務リ……

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