英イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は8日、 気候関連財務情報タスクフォース(TCFD)提言に基づく企業・金融機関の気候情報開示について「私見だが、次の2年間の財務報告を経て、開示の緊急性と不可欠性を調整すべきだ」と指摘、開示義務化への備えを求めた。さらに金融機関に対しては、投融資先企業の気候変動に対する戦略評価を求めた。
カーニー総裁は東京で開いたTCFDサミットに招待されて出席した。総裁は「サステナブルファイナンスの基盤を強化するTCFD」とのタイトルで講演した。
総裁は、G20所属の世界企業約1100社のうち、5分の4の企業は、何らかの形でTCFD提言に沿った気候関連財務リ……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。