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太陽光発電に屋根貸します 足利市の公共施設 収入で家庭用パネル助成(東京新聞)

2012-04-22 15:46:56

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栃木県足利市は二十日、公共施設の屋根を太陽光発電事業者に貸して発電させ、見返りに使用料を得る事業を今夏から始めると発表した。市によると、こうした「屋根貸し」事業は全国の自治体で初めて。


 太陽光などで発電した電気の全量買い取りを電力会社に義務付ける再生エネルギー特別措置法が七月に施行されるのに合わせた。使用料収入は、市民が家庭用の太陽光パネルを設置する場合の助成金などに充てる。




 屋根を提供するのは小中学校の校舎や体育館、保育所、公民館、市庁舎など市有施設約百二十カ所。調査し、安全面などで問題がある施設は除外する。




 業者は公募で選び、行政財産の目的外使用許可を与える。発電設備の設置費用は全額、業者が負担。発電量は各施設利用者が見えるように表示し、市民の関心を高めるという。




 公共施設は災害時に避難所となる施設が多いため、停電した場合には無償で電気を供給してもらい、その間の使用料を減免する。




 市の担当者は「太陽光発電は大規模なほどコストが安くなり、業者にメリットがある。これだけのスペースを確保すれば、ある程度需要は見込める」と期待している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012042102000102.html