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フィリップス、超省エネLED電球を米国で発売(AFP)

2012-04-23 16:13:30

MASTER LEDbulb 17-75W
【4月23日 AFP】地球環境について考える「アースデー(Earth Day)」の22日、オランダの大手電機メーカー、フィリップス(Philips)は、3万時間もの長寿命を誇る超省電力LED(発光ダイオード)電球を米国で発売した。
米エネルギー省(US Department of Energy)の「Bright Tomorrow Lighting Prize(明るい明日の照明賞)」を受賞したこの電球の販売価格は、当初予定されていた60ドル(約4900円)より安い1個50ドル(約4000円)になった。フィリップスは1個25ドル(約2000円)まで価格を下げていく予定だとしている。
60ワットの白熱電球の効率のよい代替品とみなされているこのLED電球の消費電力は10ワット。940ルーメンの柔らかい白い光を放つ。一日4時間の点灯で20年以上使うことができ、その間に電気料金を165ドル(約1万3000円)節約できるとフィリップスは説明している。

フィリップス北米現地法人のエド・クロフォード(Ed Crawford)最高経営責任者(CEO)によれば、通常の60ワットの白熱電球よりエネルギー効率が83%優れている。フィリップスの試算によると、全米の60ワット白熱電球がこのLED電球に置き換えられた場合、1年で約350億キロワット時、金額にして39億ドル(約3200億円)相当の節電になるという。また二酸化炭素排出量も、自動車400万台分に相当する2000万トンの削減が可能だとしている。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2873610/8835203