ルクセンブルグ政府は2021年からCO2排出量1㌧当たりの経済・社会活動に課税するカーボン税を導入する案をまとめた。税額は初年度は1㌧当たり20ユーロ、3年間で段階的に引き上げ、23年に30ユーロとする。企業だけでなく、個人の自動車や暖房などでの使用も対象になる。税収の半分は家計負担軽減のため家計に還元、もう半分は気候変動対策に充当する。
カーボン税は同国のエネルギー・気候計画(NECP)に盛り込まれた。2030年のGHG排出量を90年比55%削減する目標実現の手段の一つと位置付けられた。政府のNECP案は議会で審議され、クリスマス前には可決される見通し。成立するとEUに対して、同国の気候・エネルギー計画として提出される。
同国は、カー……
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