英イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、COP25の会場で講演、金融機関や機関投資家の気候関連投融資を評価する尺度として、投資ポートフォリオの「温暖化係数」評価が有望との考えを明らかにした。同係数を標準化するため、TCFDの中で来年末に英国で開くCOP26までに、同係数の標準的な評価手法を開発する考えを示した。
カーニー総裁は、自らが金融安定理事会(FSB)議長時代に、気候関連情報開示のために打ち出したTCFDのイニシアティブが、「サステナビリティ(持続可能性)をメインストリームのファイナンスに持ち込むためのプラットフォームを構築につながっている」と評価した。
そのうえで、「TCFD提言を土台として、TCFDに基づく情報開示の量と質……
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