HOME8.温暖化・気候変動 |英ジョンソン首相、ガソリン車・ディーゼル車の新車販売禁止を5年前倒し2035年実施へ。気候対策でEUとの協調強調。EU離脱後の英自動車産業対策でEUのEV市場アクセス後押しか(RIEF) |
Boris1キャプチャ

 

 ジョンソン英首相は4日、国内でのガソリン車やディーゼル車の化石燃料使用の新車販売禁止規制を、これまでの2040年の実施から5年前倒し、35年からとする方針を明らかにした。禁止対象にはハイブリッド車も含まれる見通し。英国はEUから離脱に踏み切ったばかりだが、離脱後の気候変動政策では2050年CO2排出量ネットゼロを目指すEUとの共同歩調をアピールする格好だ。

 

 ガソリン車等の販売禁止措置の強化は、11月にグラスゴーで開く国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)での英国の主導権確認の狙いもあるようだ。COP26を巡っては、ジョンソン首相は、議長の前エネルギー相のClaire O’Neill氏を内閣改造人事絡みで更迭、O’Neill氏が反発する事態が起きている。

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