
(写真は、バイオマス燃料を搬送するベルトコンベヤーが燃え上がるJERAの武豊火力発電所NHKニュースから)
日本最大のCO2排出企業であるJERAは1日、今年1月に爆発事故を起こした武豊火力発電所(愛知県武豊町)の事故調査結果を発表した。同発電所は木質バイオマス燃料と石炭の混焼発電。バイオマス燃料を供給する装置(投炭装置)で、同燃料を高速大量搬送したことで粉塵が大量に発生、粉塵濃度は爆発限界下限値を約24倍も増大。一方で、搬送ベルトは過度の負担により下部の部品が摩擦で発熱し、その結果、堆積していたバイオマス粉塵に着火・爆発したという。装置の設計上の問題のほか、燃えやすい同燃料の取扱い上のミスも重なったといえる。石炭火力温存を最優先し、質の異なる他の燃料を混焼発電する場合の、初歩的な技術評価と運用管……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。