HOME |気候リスク・機会の株価・社債価格への反映。企業・投資家は「ある程度進むも、十分とは思えず」と回答。日銀の調査で判明。企業・投資家の意識不足、情報開示等の課題も指摘(RIEF) |
BOJ002キャプチャ

 

 日銀は5日、企業や投資家、金融機関等を対象とした初の気候関連市場調査結果を発表した。それによると、わが国の金融市場で、気候関連リスク・機会が株価や社債価格に反映されていると「思う」、「ある程度思う」の回答は、株価で全体の5割強、社債で4割程度。ただ、そのうち株価、社債ともに「思う」の回答は2~3%だった。特に「物理的リス ク」、「移行リスク」、「気候関連機会」のいずれもが価格に十分に反映されておらず、気候要因を重視する投資家や発行体の広がり、情報開示の拡充・標準化等を、課題とみる声が多かったとしている。

 

 調査は「気候変動関連の市場機能サーベイ」。日銀が金融機関や事業会社、格付け会社など663先を対象に、4月13日~5月31日に実施した。回答は290先(回収率44%)から得た。日銀では……

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