HOME |輸入燃料による大型バイオマス発電所の火災・爆発事故を起こした発電所の赤字増大。事故処理や燃料転換等で収入減少・費用増大。「官主導ビジネスモデル」の行き詰まりとの見方も(RIEF) |
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写真は、昨年1月に火災事故が発生、4カ月も燃え続けた大阪ガスグループの千葉・袖ケ浦発電所の火災状況=千葉テレビのニュース画像から引用)

 

 ベトナムからの粗悪な輸入木質ペレット等が原因とみられるバイオマス発電所の火災・爆発事故が多発しているが、事故を起こした複数の発電所が財務の悪化に直面している。火災の事後処理や発電の停止期間の長期化などでに収益力が低下するほか、粗悪な燃料の輸入契約の転換等も迫られている。経済産業省の固定価格買取制度(FIT)での電力買い上げを前提に、海外のバイオマス燃料を大量輸入し、臨海部に設置した大規模火力プラントで収益を上げるという「安易な」官主導ビジネスモデル自体の行き詰まりとの見方も出ている。

 

 バイオマス燃料……

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