HOME |マレーシア政府、初のイスラム金融での「ソブリン・サステナビリティ・スクーク」発行。米ドル建て13億㌦。同国のコロナ克服後の経済成長期待で6.4倍の応募倍率(RIEF) |
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 マレーシアは世界で初となるイスラム金融でのソブリン・サステナビリティ・スクークを13億㌦(約1400億円)発行した。調達資金は、公共交通機関事業等、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った事業に投じる。同国は新型コロナウイルス感染拡大のピークを越え、克服が見通せるレベルとなっており、コロナ後の経済回復事業への投資と位置付けている。

 

 マレーシア財務省は当初、同スクークを米ドル建てで8億㌦発行する計画だった。しかし、コロナ克服後の同国経済への期待から、内外の投資家からの応募が殺到、当初の8億㌦(10年債)に加えて、5億㌦(30年債)を発行し、合計13億㌦の発行に踏み切った。それでも応募倍率は6.4倍と高く、利回りは10年物が2.070%、30年物が3.075%と、過去に例のない低利回……

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