HOME |マレーシアの中央銀行「BNM」、「気候タクソノミー・ガイダンス」公表・施行。移行事業については事業分類はせず、クライテリア等の整備にとどめる(RIEF) |
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 マレーシアの中央銀行「BANK Negara Malaysia (BNM)」は、金融機関が気候変動の影響を評価する初の「気候タクソノミー・ガイダンス」を制定した。気候変動の緩和・適応事業のタクソノミー整備はEUが進めているが、各事業のクライテリアをめぐって最終決着が延びている。したがって、マレーシアのタクソノミーは、実際に金融機関に適用される公的機関(中央銀行)策定の包括的な制度としては初めての適用ともいえる。

 

 ガイダンスは「Climate Change and Principles-based Taxonomy」。2019年12月の原案に対する一般からのコメントを踏まえ、BNMが構成したリスクマネジメント・サブ委員会の気候変動共同委員会(JC3)が作成した。作成に際して環境・社会面……

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