HOME5. 政策関連 |EU理事会、欧州排出権取引制度(EU-ETS)改革、カーボン国境調整メカニズム(CBAM)導入、2035年にガソリン車等の新車販売禁止等で合意。新車販売は2026年に「再評価」(RIEF) |
EU002キャプチャ

 

 EU各国で構成するEU理事会は29日、環境相会議を開き、EUの温室効果ガス排出量を削減するために5つの法案を準備する包括的対策で合意した。2035年までにEU域内での新車販売を電気自動車(EV)等のネットゼロ車に限定するほか、欧州排出権取引(EU-ETS)の対象に道路交通と建物を追加する「ETS2」やカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の導入等を盛り込んだ。ETS2導入は、欧州委員会案より1年遅らせ2027年とし、CBAM導入に向けて26年からETSの無償配分枠を段階的に削減するとした。同案件の法制化はすでに欧州議会も支持しており、今後、実施時期の調整等を行う。

 

 また道路交通と建物をETSの対象とすることで、低所得世帯等への影響を最小化するため、新たに総額590億ユーロの「社会気候……

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