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上智大学、四谷キャンパスの電力をほぼ100%再エネ電力に切り替え。1日から。出光グリーンパワーから購入(RIEF)

2020-06-01 11:43:53

sophia1ャプチャ

 上智大学(東京)は1日から、大学の四谷キャンパスで使用する電力量の大半を再生可能エネルギー100%の電力に切り替えた。国連の持続可能な開発目標(SDGs)実現に向けた活動の一環と位置付け、出光グリーンパワー(東京)から再エネ電力を購入する。

 同大学の中心となる四谷キャンパスでは年間約2000万kWhの電力を消費している。今回、出光が提供する「プレミアムゼロプラン」を契約、2000万kWhの使用電力量の約95%を賄うことで、大幅なCO2の削減を実現する。再エネ電力への切り替えでCO2排出量は約9300万㌧削減できる。

 「プレミアムゼロプラン」は、固定価格買い取り制度(FIT)によって電気事業者に買い取られた電気を含む再エネ100%の電源構成にトラッキング付き非化石証書を組み合わせており、供給する電力のCO2排出量は実質ゼロが担保されている。

 出光グリーンパワーは2010年の事業開始より再エネ電力を中心とした電気小売事業を展開している。東京都のCO2クレジットを売買する「キャップ&トレード制度」でも低炭素電力の供給事業者に認定されている。

 上智大学はこれまでも、省エネ活動等に積極的に取り組んでいる。Hf蛍光灯やLED蛍光灯の採用、高効率空調機器への更新などを実施し、消費電力を削減してきた。2015年11月には、日本の大学として初めて国連支援の責任投資原則(PRI)に署名するまど、資金運用にESG投資を取り入れている。PRIの年次評価では2年連続で最高評価のA+を得ているという。


 上智大学を運営する上智学院は「今後も、省エネルギー活動の推進、再生可能エネルギーによる電力の使用やESG投資の推進などを通じ、持続可能な社会の実現に貢献していく」とコメントしている。

https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/PR/press0528renewable-energy.html