HOME |米控訴裁判所。オバマ政権時代に計画された州レベルでの石炭火力発電CO2排出規制策の「CPP」に代えて、トランプ前政権が導入を目指した代替ルールを却下。CPP復活の可能性高まる(RIEF) |
ACP001キャプチャ

 

 バイデン政権がスタートして、米国の気候政策の転換が期待される中、オバマ政権時代に導入され、トランプ政権で差し止められている、温室効果ガス排出量の多い石炭火力発電を規制するクリーンパワープラン(CPP)が息を吹き返す形勢になってきた。米国コロンビア特別区巡回区控訴裁判所は、トランプ政権下で環境保護庁(EPA)がCPPの代わりに導入を目指した代替ルールに対して、米肺学会等が取り下げを求めた訴訟で、「(代替ルールは)大気清浄化法(CAA)についての誤解によるもの」としてEPAに代替ルールの撤回を求める判決を示した。

 

 EPAは最高裁への上告の道もあるが、バイデン政権になってEPA自体がトランプ政権の政策から転換することから、今回の控訴審で、CPPへの代替ルールは放棄されることが確定することに……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン