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資料:「金融安定と気候変動に関する調査研究」(日本総合研究所)

2016-05-17 17:13:31

nihonsoukenキャプチャ

 日本総合研究所の創発戦略センターは、気候変動が金融システムの安定に及ぼす影響についての内外での研究や、政策、企業・金融機関の動き等をまとめた「金融安定と気候変動に関する調査研究」をまとめ、公表した。

 

 報告書は、気候変動リスクが金融安定に影響を及ぼし得る新たなリスクとして、指摘される流れを詳細にフォローしている。その中での問題意識として、わが国では金融機関による環境への配慮の必要性についての認識は共有されているものの、異常気象等の影響を受ける損害保険を例外として、気候変動が金融安定に及ぼす影響や、脱化石燃料投資に関する議論が高まっていない、としている。

 

 そこで、本報告では(1)気候変動が金融活動に及ぼし得る影響を金融安定の観点から整理し、理解を深める(2)わが国の政府や民間金融機関(銀行)における今後の検討課題を抽出する、との視点で調査をまとめた。

http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=28393