HOME |国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)。「気候」「サステナビリティ」に次ぐ基準化候補の「人的資本」で投資家調査。人材育成よりも、基本的な労働条件・搾取等に高い関心(RIEF) |
IFRS001キャプチャ

 

 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、昨年公表した気候・サステナビリティ情報開示基準に次ぐ基準化候補である人的資本分野で、投資家が同分野のリスクや機会をどう見ているかを把握する調査結果を公表した。それによると、投資家が同分野で最も関心を持つ情報は「労働条件と搾取」「健康、安全、福利厚生」「労働力の構成」「多様性と包摂性」の順で、労働条件・同環境に関連する基本的情報を求めていることがわかった。最も多くの投資家が関心を示したセクターは①食品・飲料②採掘・鉱物処理③テクノロジー・通信④消費財、の4業界だった。

 

 ISSBは今年からの2年間のワークプランでの研究プロジェクトとして、生物多様性と人的資本の両分野で、企業が抱えるリスクと機会に関する情報開示の検討作業を実施している。両分野で……

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