HOME |西豪州での米シェブロンの「ゴーゴンLNGプロジェクト」のCCS事業。最新データでCO2捕捉率44%、回収コストは当初比3倍のトン当たり200㌦。「機能しないCCS」を実証(RIEF) |
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写真は、西豪州のGLPでのガス開発事業の全貌)

 

  西オーストラリア州で米エネルギー大手のシェブロンが進める天然ガス開発事業の「ゴーゴン(Gorgon)LNGプロジェクト(GLP)」に導入されたCCSによるCO2の平均捕捉率が、排出したCO2の44%にとどまり、回収コストも当初想定のトン当たり70㌦から、3倍の200㌦に上昇するなど、十分に機能していないことがわかった。同事業で開発されたガスは日本のJERA、大阪ガス等がすでに輸入している。同地でのCCS貯留は旧来の石油・ガス採掘跡に貯留するのではなく、回収したCO2を海底下の帯水層に貯留する方式だが、想定通りの貯留が困難になっているという。CCSの技術リスクの顕在化がますます明瞭になっている。

 

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