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RIEF論文:「動き始めたグリーンファイナンスの国際規格作り」(藤井良広氏)

2018-02-05 17:07:38

RIEF2018キャプチャ

 

 国際標準化機構(ISO)で、グリーンファイナンスの国際規格作りが始まった。クライメートファイナンス(ISO14097)とグリーンボンド(ISO14030)の専門委員会がそれぞれ立ち上がり、今年夏前をめどに、ドラフト作りに入っている。気候変動を抑制する国際合意の「パリ協定」に基づく温暖化対策を推進するうえで、金融市場の資金を気候変動分野に導入するための基盤整備ともいえる。

 

 両専門委員会にエキスパート(専門家)の立場で参加しているRIEF代表理事の藤井良広氏が、週刊金融財政事情(2018年1月29日号)に、規格作りの背景と論点を整理した文章を寄稿した。同誌を発行する金融財政事情研究会の了解を得て、同文を転載する。