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ゴールドマン・サックス、新型コロナウイルスの影響を受ける子どもや生活困難家庭支援の基金立ち上げ。「パブリックリソースセター」と連携(RIEF)

2020-04-15 14:33:33

GS11キャプチャ

 

 ゴールドマン・サックス(GS)は、新型コロナウィルス感染の対策で、⾧期間の休校措置等や、経済的に困難な環境下の家庭が厳しい状況に追い込まれていることを支援するため、公益財団法人「パブリックリソースセンター」と連携して、「緊急子ども支援基金」を立ち上げた。子ども食堂や学童、学習支援等の事業継続に取り組む団体に対して、1件当たり上限200万円を助成する試みだ。

 

 応募期間は4月13日から21日(募集要項等は下記に記載)。コロナウイルス感染対策で、在宅勤務や休業等が要請されているが、もともと脆弱な生活困窮家庭では、職場の閉鎖、収入の減少は、生活面、教育面、精神面等において、子どもや家庭全体の生命にかかわる甚大な影響を及ぼす懸念がある。

 

 GSのプログラムは、こうした緊急事態に追い込まれている子どもたちや、その家庭への支援活動を行う非営利団体に対して、迅速な支援を届けるために緊急助成を行う。助成対象は、子どもや家族へのケアに取り組む団体(学習支援、居場所、学童、子ども食堂など)で、コロナウイルス感染症の流行に対応して事業を継続、拡充しようとする、NPO法人、一般社団法人、社会福祉法人、公益法人などの非営利組織団体。

 

   対象活動範囲は全国。ただし、国、地方自治体、宗教法人、個人、営利を目的とした株式会社・有限会社、政治・宗教・思想・営利などの目的に偏る団体は対象外とする。

 

 具体的な助成対象の活動例としては、①オンラインプログラムの新規・拡充提供②在宅時間延長に伴う虐待を防止するプログラムの実施③ひとり親家庭等への食料支援、宅食事業などの継続・拡充④支援活動を行うために必要なマスクやアルコール等の予防衛生物資の不足への対応⑤休校中の子どもたちのための居場所の開設・拡充⑥民間学童の継続のためのスタッフの補充ーーをあげている。

 

  GSはこれまでも、貧困の連鎖を断ち切るため、経済的困難を抱える子どもや、社会的課題に取り組むNPOなどの支援活動を行っている。特に、子どもの貧困問題の解決に力を注いでおり、2008年以降、10億円以上の寄付金を拠出している。GSに続いて、他の金融機関、企業も、現下の非常事態を認識し、それぞれの力を発揮して社会的活動に取り組んでもらいたい。

 

 (応募書類等の連絡先)https://www.info.public.or.jp/gs-kodomo/?utm_source=BenchmarkEmail&utm_campaign=2020%e5%b9%b44%e6%9c%8814%e6%97%a5%e5%8f%b7%ef%bc%88%e5%8f%b7%e5%a4%96%ef%bc%89&utm_medium=email

https://f57bd571-dc5e-4590-a963-e61e2d6fb208.filesusr.com/ugd/9a4a58_2972ff6ecd5f4345b71eb44c055c03e8.pdf

https://www.goldmansachs.com/japan/citizenship/gs-gives/index.html