環境金融NGOのBankTrack(本部、オランダ)は、国際プロジェクトファイナンスの環境・社会リスクを自主的にチェックする「エクエーター原則(赤道原則)」の対象プロジェクトの過半で地域住民等に対するステークホルダーエンゲージメントを実施せず、苦情処理メカニズムの結果公表は2割に満たないとするレポートを公表した。BankTrackは「エクエーター原則のコンプライアンスは信用できない。金融機関のガバナンスに課題がある」と指摘している。
エクエーター原則は現在、38カ国の100以上の金融機関が署名参加している。主に途上国や新興国での大規模プロジェクトファイナンス事業に伴う環境・社会リスクを自主的にチェックし、事業者に対応を求める仕組みだ。
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