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新生銀行、独自のソーシャルファイナンス・フレームワークに基づく融資5件実施。北海道・札幌での介護老人施設や高齢者向け住宅取得資金に充当(RIEF)

2020-08-18 14:18:28

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 新生銀行は18日、5月に制定したソーシャルファイナンス・フレームワークに基づき、介護老人保健施設や高齢者向け住宅等の取得費用を提供するソーシャルローン5件を実施したと公表した。同行のソーシャルローンは、特定の社会課題への対処やその軽減に資する事業、社会的インパクトをもたらす事業に資金使途を限定した融資。今年度中にグリーンローンと合わせて500億円の融資実現を目指すとしている。

 

 融資を実行したのは大和証券グループの大和ACAヘルスケア(東京)が組成する合同会社が、投資する介護老人保健施設向けが大和ACAヘルスケア(東京)組成する合同会社に対 し、介護老人保健施設 3 物件の取得資金をノンリコ―スローンで融資した。対象施設は、北海道札幌にあるフォーシーズン山鼻、フォーシーズン真駒内、フォーシーズン南34条の3施設。

 

 一方の高齢者向け住宅は、ブリッジ・シー・キャピタル(東京)が組成する特定目的会社に対し、同じく札幌市内のサービス付き高齢者向け住宅2物件(リーフィール西岡、かがやき平和通)の取得資金を融資した。

 

 新生銀行は今年5月、グリーンファイナンスやソーシャルファイナンス等のサステナビリティファイナンスフレームワークを整備しており、今回の融資はこれに基づく。フレームワークに基づく融資に際しては、社内の独立性を確保した評価室が、資金使途や資金 管理方法、潜在的な環境・社会面への負の影響等を評価し、フレームワークへの適合性を確認する仕組みをとっている。

 

  融資のたびにセカンド・オピニオンを取得するよりもコストを低減できる。フレームワーク運用の適合性については、日本格付研究所(JCR)から第三者意見を取得している。http://rief-jp.org/ct1/102374

 

 また今年2月には、サステナブル業務を担う組織として、社会課題に対してポジティブなインパクトをもたらす投融資先や事業へのファイナンス推進を目指す「サステナブルインパク ト推進部」を立ち上げている。https://rief-jp.org/ct1/98716

 

https://pdf.irpocket.com/C8303/PLDE/wNQP/H8F7.pdf

https://pdf.irpocket.com/C8303/PLDE/NrPs/SOuY.pdf