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滋賀銀行、地域の中小企業発行のグリーンボンドを私募で全額引き受け。中小企業もグリーンボンドで環境事業の資金調達へ(RIEF)

2020-08-25 22:20:27

Shiga001キャプチャ

 滋賀銀行は25日、リサイクル燃料(RPF)事業等を株式会社カンポ(京都市)が発行する私募のグリーンボンド1億円を全額引き受けた。資金使途は、同社の主力業務であるRPF製造工場の設備資金等に充当される。

  滋賀銀行は地銀の中でも、早くから、環境、社会、ガバナンスを考慮したESG金融を推進している。グリーンボンドの発行は、大手企業や金融機関の発行が多いが、地域の環境改善に役立つ中小企業の発行についても、今後も後押ししていく考えだ。発行されたグリーンボンドについては格付投資情報センター(R&I)が市場ベースのグリーンボンド原則(GBP)への適合を評価を付与した。

 カンポは調達した資金で、廃プラスチックなどを燃料として再利用するRPFの製造設備の更新投資に充てる。従来の設備よりもエネ ルギー効率の高い設備に入れ替えることにより、RPF搬出量を増加できるほか、生産プロセスでのCO2排出量を削減できるとしている。

 カンポは京都に本社を置く産業廃棄物収集・運搬、産業廃棄物中間処理業者。創業1968年で、関西を中心に循環型社会の形成に資する廃棄物の再資源化事業に取り組んでいる。主力事業の固形燃料のRPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel)は1995年から製造を始めており、1997年に京都で開催された国連気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)に出展した経緯もある。

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