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新生銀行、「いちごECOエナジー」の風力発電事業に初のグリーンローン提供。22億円。５月に設定したグリーンファイナンス・フレームワークの第一号（RIEF）
2020-08-27 07:56:13
新生銀行は、サステナビリティ等を重視する資産運用の「いちご」グループの、いちごECOエナジーに対して、同社の風力発電事業を使途先とするグリーンローン22億円を融資した。新生銀が5月に設定したグリーンファイナンス・フレームワークに適合するグリーンローン第一号になる。
（写真は、設置する風車のナセル）
グリーンローンの資金使途先の風力発電所は、福島県と山形県の県境付近に建設中のいちご初の風力発電所「いちご米沢板谷ECO 発電所」（7.39MW）。今年12月の発電開始を予定している。新生銀には30億円の融資枠を設定、そのうち22億円を今回、融資した。返済期限は2022年2月28日。
同行は5月に、「新生グリーンファイナン ス・フレームワーク」、「新生ソーシャルファイナンス・フレームワーク」、「新生サステナビリティファイナンス・フレームワーク」をまとめて設定。各フレームワークに基づくファイナンスを行う際には、社内で独立性を確保した評価室が、資金使途や資金管理方法、潜在的な環境・社会面への負の影響等を評価し、各フレームワークへの適合性を確認する仕組みを導入した。日本格付研究所（JCR）から第三者意見を得ている。
このため、個々のグリーンローン、同ボンド等の発行・融資に際しては外部評価に頼らず、自行評価で迅速に対応できる。いちごの風力発電事業は年間25550MWh の再エネ電力の発電量を見込んでおり、 CO2排出削減効果は年間1万3362㌧。4基の風車を設置し、一般家庭約2500世帯分の年間消費電力を発電できる。
Research Institute for Environmental Finance