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大和証券グループ、アジア開発銀行(ADB)のヘルスボンドを日本の投資家向けの「売出債」として初めて販売。アジア太平洋州の途上国の保健・医療インフラ整備に(RIEF)

2020-11-04 16:05:52

ADB001キャプチャ

 

 大和証券グループは、アジア開発銀行(ADB)が、アジア太平洋地域諸国の保健・医療分野のインフラ、ガバナンス、ファイナンスを支援するために発行する「ヘルスボンド」を日本の投資家向けの「売出債」として販売を始めた。日本向けに、ADBヘルスボンドの売出債を発行するのは、今回が初めて。

 

 売出債は、既発行のボンドを不特定かつ多数(50名以上)の個人・法人の投資家等に再販売すること。

 

 ADBは、加盟途上国の保健・医療分野の改善のために、2017年に初めてヘルス・ボンドを発行している。今年になって、新型コロナウイルス感染拡大後の4月には、加盟国がウイルス対応を円滑に取り組めるよう、同分野の業務効率化及び運営促進のための 200 億㌦規模の拡張パッケージを発表している。

 

 今回、今月24日に発行するヘルスボンドもそうしたパッケージの一つとなる。発行するボンドは、ブラジル・リアル建てと南アフリカ・ランド建ての2種類。債券の期間は約4年。金利(仮条件)はリアル建てが年3.60±2.00%、ランド建てが年3.30±2.00%。中旬に正式に確定する。12日から20日の間、大和証券が販売する。

 

ADBは2015年6月、保健・医療に関する 2015〜2020 年の運用計画を立ち上げ、途上加盟国 (DMCs)への保健・医療分野のインフラ、ガバナンス、およびファイナンスへの投資を通じ、優先 事項を支援するための統合戦略とソリューションを提供している、としている。

 

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