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東京大学と三菱UFJフィナンシャル・グループ。カーボンニュートラルに金融機関が貢献する役割について協働研究へ。2022年度中に成果公表目指す(RIEF)

2021-06-18 21:26:47

MUFG00222キャプチャ

 

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と東京大学は、カーボンニュートラルの実現に向け連携することで合意した。日本の脱炭素化への道筋と、その実現に向けての金融の役割について、協働して研究する。特に、産業界の脱炭素化のビジョン と社会・経済システム転換の道筋を定量的かつ科学的に分析し、カーボンニュートラルの実現に寄 与することを目的とする。

 

 (写真は、㊨から3人目が藤井 輝夫・東大総長、その㊧隣が亀澤宏規MUFG 表執行役社長)

 

 両者は、研究成果を 2022年度中に公表するとしている。東大の未来ビジョン研究センターは、経済システムによる巨大な環境負荷が地球温暖化や生物多様性の喪失をもたらし、人類の共通基盤である地球システム(グロー バル・コモンズ)を壊しつつあるとの認識で、多様なステークホルダーと国際的に協働して、責任ある管理(グローバル・コモンズ・スチュワードシップ)を確立することを目指して、昨年8月、「グローバル・コモンズ・センター(CGC)」を設立している。

 

 CGCは、その目的を果たすために、世界の研究パートナーと協働して社会・経済システム転換 の道筋を示し、カーボンニュートラルの実現に寄与することを目的とするとしている。

 

 MUFG は、2021年5月に「カーボンニュートラル宣言」を発表。顧客企業の脱炭素化に向けた取り組みやイノベーション技術への支援に取り組んでいるとしている。今回、CGCの活動支援のため、グループ5 社で大学に寄付し、CGC活動を今後3年間にわたり支援するしていく。

 

https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2021/pdf/news-20210617-001_ja.pdf