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滋賀銀行、自治体向けに初のグリーンローン提供。滋賀県守山市のごみ焼却発電施設向けに、期間20年の長期ローン約28億円(RIEF)

2021-10-06 16:17:13

shigaginキャプチャ

 

 滋賀銀行は自治体向けのグリーンローンを供給した、滋賀県守山市が建設するごみ処理発電所の建設費の一部として約28億円を、期間20年で融資した。地方自治体がグリーンローンで環境関連資金を調達するのは国内では初めて。

 

 (写真は、左が守山市の宮本市長、右が滋賀銀の高橋頭取)

 

 9月30日に契約を締結した。融資額は約27億9870万円。滋賀銀が単独で融資した。守山市が1日に稼働させた新ごみ処理施設「もりやまエコパーク環境センター」の建設費に充当する。同センターは、予定発電量が年5820MW時。発電した電力は同施設での運営に使うほか、余剰電力は売電する。

 

 同センターは、発電だけではなく、隣接する温水プールへの熱供給も行う。合計のエネルギー回収率は18.5%となる。格付投資情報センター(R&I)がグリーンローン原則(GLP)への適合評価を付与した。

 

 守山市の宮本和宏市長は「ごみ処理施設は市民生活に必要だが、近隣住民にとっては迷惑施設でもある。環境に配慮したことを第三者機関からお墨付きを得る意味は大きい。これから他の自治体にも広がっていくと思う」と述べている。

https://www.shigagin.com/news/topix/2475