実質ゼロを目指す金融機関の有志連合「グラスゴー金融同盟(GFANZ、ジーファンズ)」は8日、「アジア太平洋(APAC)ネットワーク」を立ち上げるとともに、シンガポールに「アジア太平洋オフィス」を開設した。GFANZが地域別拠点を設けるのは今回が初めて。アジア地域のCO2排出増の抑制を重視した措置といえる。拠点の選定では、石炭火力発電の延命政策を続ける日本を避けた形でもある。
GFANZのAPACネットワークは、シンガポール証券取引所(SEX)、同国の通貨金融庁(MAS)、同国政府の投資法人テマセク が支援する。運営責任を担うディレクターには国連環境計画(UNEP)フィナンシャルイニシアティブ(FI)アジア太平洋コーディネーション・マネジャーの安井友紀氏が就任した。アジア開発銀行(……
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