HOME1. 銀行・証券 |三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)。気候リスクを「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」に盛り込み。セクター別では、石油ガス部門の「低評価」企業の多さ際立つ(RIEF) |
SMVCTCFD001キャプチャ

 

  三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)は「2023年TCFDレポート」を公表した。この中で気候リスクを、ネットゼロ目標の達成に向け、適切なリスク・リターンの確保を前提とした「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」の対象に加えるとともに、移行リスクが高い電力・石油ガス等セクターの約60社を対象にした個社別移行戦略の確認フレームワーク結果を公表した。それによると、石油ガスセクターの「低評価」企業はほぼ半数に達し、電力セクターの約10%を大きく上回った。両セクターとも、「高評価」企業の割合は10%以下。石油ガスセクターの気候リスク対応がほとんど進んでいないことが際立って示された。

 

 今回のレポートでは、気候リスクを、同社のRAFの中に位置付けた理由について、ネットゼロ目標の達成に……

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