農林中央金庫は、石油・ガス、石炭、鉄鋼セクター向け融資ポートフォリオの温室効果ガス(GHG)排出量(financed emissions : FE)の2030年度の中間削減目標を公表した。昨年度設定した電力セクターの目標に次ぎ、新たに3セクターを追加した。石油・ガスは基準の2019年度比65.2%減とするのに対し、鉄鋼は同業界の削減技術導入課題等を踏まえ、22.6~13.1%減にとどめた。石油・ガスは「融資先企業のスコープ3の排出量」の目標も設定。石炭については数値目標ではなく定性目標とした。基盤事業である農業セクターの目標設定は今回見送った。株・債券の投資ポートフォリオについては、セクター別ではなく、投資全体のFEを2003年度に現行のほぼ半分に削減する目標とする。
農林中金は3月……
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