みずほフィナンシャル・グループは、「ネットゼロ銀行同盟（NZBA）」に基づき、鉄鋼セクターと不動産セクター向けの投融資の温室効果ガス（GHG）排出量（financed emissions  ; FE）の2030年度の中間削減目標を公表した。鉄鋼向けは現行比で17～223%減、不動産向けは同38～52%減とした。これにより、3メガバンクのセクター別FE削減の中間目標がほぼ出そろった。各メガの中間目標に共通するのは、GHG排出量が最も多い電力向けのFE削減目標は3メガ全体で39～64%減と比較的高いが、同じく排出量の多い鉄鋼の目標は10～40%と電力向けの半分前後の目標にとどめた。削減目標の低いセクター向けの投融資は、市場から移行リスクが高いとみなされることから、今後、メガバンクの当該セク……

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