HOME8.温暖化・気候変動 |新潟の大光銀行が 太陽光発電による売電債権担保の融資制度開始(FGW) |

新潟の大光銀行が 太陽光発電による売電債権担保の融資制度開始(FGW)

2013-04-22 12:15:59

taikouginkologo
taikouginkologo新潟県の大光銀行(本店長岡市)は太陽光発電事業への参入を目指す企業に、電力会社への売電債権や発電設備を担保にした融資を始める。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の普及に伴い、融資手法を多様化した。


  同行はFIT導入に伴い、県内でのメガソーラーなどの再生可能エネ発電事業への融資に力を入れている。同事業の借入需要に対しては、通常の同行の融資金利から、0.3%を引き下げるほか、同行独自の環境格付けによって、最高ランクの「S」を取得した場合は、追加で0.2%、また再生可能エネ発電設備の導入費用の場合はさらに0.2%を、それぞれ優遇金利として引き下げ、合計0.7%の金利優遇が得られる。




 今回の売電債権等の担保融資は、メガソーラー事業者の運営費等の資金ニーズに応えるもの。FIT制度によって、長期間にわたって一定の売電収入が確保されることから、担保としての健全性が高いと判断、追加融資に生かすことにした。

 同行が地盤とする新潟県では、県も自前の発電施設を運営しているほか、地場企業によるメガソーラー事業参入も相次いでいる。電力事業に進出した地場企業が、同事業を担保に本業の運転資金等を優遇金利で借入しやすくなる。

大光銀行の環境融資「エコライナー」概要:http://www.taikobank.jp/contents/news/200/news_200.pdf