広島銀、環境に専用融資商品 「エコ・ハーモニーα」 環境格付で通常より0.2％の優遇金利 100億円の融資目指す（FGW）
2013-07-19 14:25:33
広島銀行は環境省の「環境配慮型設備投資緊急支援利子補給金交付事業」の認定を受け、環境分野向けに低利で融資する専用融資（エコ・ハーモニーα」を開発した。温暖化対策につながる設備投資資金を通常より低い金利で貸し出す。同時に売り出す医療・介護分野の新商品と合わせて、今年度中に100億円の融資を新規開発したい考え。
「エコ・ハーモニーα」は、 二酸化炭素（ＣＯ2）の削減が見込める設備資金を企業が借り入れる場合、通常の金利より、環境格付けに応じて最大0.2％引き下げ、3年間で融資利率の三分の2（上限1％）分の利子補給を受けることができる。CO2の目標削減率は３年で３％か、５年で５％。目標を達成できなければ利子補給分の返還を求められるペナルティがついている。
融資金額は10億円以内、融資期間は15年以内。同行の環境格付けは、顧客企業の環境配慮への取り組み状況に応じて、「S」をトップに、4段階のランク付けをする。
医療介護分野の新商品は「メディカルサポートローン」「介護福祉事業向けローン」で、開業医や医療法人向けの運転資金ならびに設備資金を融資する。こちらの場合は国の補助がないため優遇金利は付かないが、従業員の給与振り込み等を伴う場合ｈ0.10％の金利引き下げを提供する。融資額は２億円以内（介護の場合５億円以内）、期間は運転資金が１０年以内、設備資金は２０年以内（介護の場合２５年以内）となっている。
http://www.hirogin.co.jp/ir/news/paper/news130716.html
Research Institute for Environmental Finance