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トマト銀行 住民参加型太陽光発電所向けに ABLで資金供給(FGW)

2014-03-25 12:05:40

tomatoginko無題
tomatoginko無題トマト銀行(岡山市)は、同県英田郡西粟倉村で27日に発電を開始する住民参加型の太陽光発電所「にしあわくらおひさま発電所」に対して、売電収入を担保とするアセット・ベースド・レンディング(ABL)で1000万円を融資した。同銀行はABLでの太陽光発電資金融資を広げており、そのノウハウを活用した。

対象となる太陽光発電所は、認定特定非営利活動法人「おかやまエネルギーの未来を考える会(エネミラ)」が事業主体となって、西粟倉村の全天候型ゲートボール場でもある西粟倉コンベンションホールの屋根を活用する。発電能力48.64kw、年間発電量は約く5万kWh。27日朝に点灯式を開く予定。

事業費全体は1500万円で、銀行融資以外の500万円は「エネミラ」が地域住民から一口10万~100万円の出資を受けた。年利2%で15年返済の条件。

トマト銀行が適用するABLは、事業によって発電される電力収入(売電債権)を担保として長期資金を提供するもの。通常、企業向けや事業向け融資の場合、不動産担保が多いが、ABLでは不動産以外の在庫や売掛金などの流動資産も担保とすることで、企業の資金繰りに応じた融資が可能になる。

同銀行は、これまでにも昨年夏に倉敷市の目がソーラー事業に同方式で資金提供するなどの実績がある。西粟倉の事業では、トマト銀行の融資を軸に、地元住民の出資も合わせて事業資金を賄う。同銀行では、「今後とも地域成長分野である環境・新エネルギー事業を支援するとともに、地域住民や自治体などとの公民連携に積極的に参加していきたい」としている。

 

http://www.tomatobank.co.jp/mt/pdf/news_20140324.pdf