一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

東北銀行（岩手県盛岡市）は、先に報道した東日本大震災被災地域の宮城県大川地区での水耕栽培事業に対して、同栽培のプラントを担保としたABL（流動資産担保融資）を8000万円分融資する。



 

宮城県大川地区は、震災で地元の農業をはじめとした地域産業の多くが壊滅的な打撃を受け、現在、復興途上にある。今回の東部環境による水耕栽培事業は、被災した大川中学校の跡地を活用し、水耕プラントによる次世代農業を行い、石巻発の高付加価値な地域ブランド商品の開発・販売を 通じた地域活性化を図ることを目的としている。http://financegreenwatch.org/jp/?p=44952

 

事業者の東部環境は、今後隣接地に大規模太陽光発電所(メガソーラー）も整備する予定。ただ、水耕栽培プラントは不動産としての登記対象とならないため、通常は担保設定が難しい。しかし、東北銀行はABLの手法を使い、動産として担保を設定、子音を融資することにした。

 

東部環境の水耕栽培による野菜は、「ベビーリーフ」を栽培し、「良葉東部（イーハートーブ）」のブランドで販売する予定。また同社が使用する水耕プラントは、従来型と異なり、遂行部分のみの水温調整が可能な省エネ型。

 

 

http://www.tohoku-bank.co.jp/news/topics/pdf/140704_okawa.pdf