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日本政策投資銀行の環境格付け融資、2010年度は過去最高額に（FGW)

2011-03-09 20:46:08

日本政策投資銀行（DBJ)は、企業の環境経営度を格付けして優遇金利での融資条件を提供する環境格付け融資制度で、パイオニアの役割を果たしてきているが、2010年度の同制度による融資実施が過去最高の800億円近くになる見通しとなった。累積でもすでに3000億円を突破している。

　DBJは2004年度から環境格付け融資制度を実施している。これまでは年間400億円前後で推移していたが、2008，09年度は2年連続で600億円前後に増加、さらに2010年度は770～80億円規模に増えそうという。増加要因は、2009年度補正と2010年度に、環境省が環境格付け融資を導入する金融機関向けに金利分の補助制度を実施したことが大きい。同制度は、地銀等も利用しており、DBJと地銀等との協調融資案件も増加している。　

　3月に入ってからも、DBJ単独の環境格付け融資としては、日本合成化学工業や西川ゴム工業などに、最高格付けでの融資を実施している。年度末にかけて、さらに案件がまとまれば、上積みされる可能性もある。

http://www.dbj.jp/service/finance/enviro/index.html