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エクエーター原則改定(EPⅢ)作業で 金融機関とBankTrackがワシントンで今月後半に会合(FGW)

2011-10-09 16:35:45

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国際的なプロジェクトファイナンスによる環境社会影響を事前チェックする金融機関の自主行動原則である「エクエーター原則」の再改定作業(EPⅢ)が進行している。作業を進めている主要金融機関で構成する「The Equator Principles Associaton」と、同原則を監視する主要ステークホルダーである国際的NGOのBankTrackとの会合が、今月21日にワシントンで開かれる。

日本の3メガバンクをはじめ、同原則には世界で国際規模のプロジェクトファイナンスをてがける72行が署名参加している。今回の改定は、2006年の改定に次ぐもので、今年7月から4つのフェーズに分けて改定作業に入っており、来年3月には新EPをスタートさせる予定。

現在はフェーズ2の作業段階で、現職署名金融機関内部でのコンサルテーションの実施とともに、主要ステークホルダーとの事前協議を予定している。BankTrackは世界の環境NGOが、同原則が適切に実施されているかどうかを監視することを目的に設立されたNGOで、ステークホルダーの協議においても、もっとも重要なハードルの一つとみなされている。

 同原則署名の各金融機関は、今回のBankTrackとの協議の後、同地ワシントンで、年次総会を開き、ドラフト案を決定する予定。

参考情報: http://www.equator-principles.com/index.php/all-ep-association-news/ep-association-news-by-year/83-ep-association-news-2011/209-ep-iii-update-process