各紙の報道によると、閉山して久しいかつての炭鉱の町、北海道夕張市で、以前に炭鉱から排出された土砂(ズリ)から石炭をより分け、出荷するプラントが完成した。5日に、事業化の式典が行われた。夕張に石炭がよみがえることになる。
ただ、石炭は燃焼によってCO2をたくさん出すことから、地球温暖化対策で使用を控える動きが世界的に起きている。「夕張メロン」ならぬ、「夕張コール」が今後、どう使われるかは、時代の変遷の中で、微妙でもある。
今回、石炭をより分ける事業を始めるのは地元の建設会社、北寿産業(柳沼伸幸社長)。プラントは夕張市高松地区に完成した。石炭とズリの比重の違いを利用してズリから石炭を分離する仕組み。設備投資に1億6000万円かけたという。
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