HOME |ADB 2020年までに 気候変動関連投融資額を年60億㌦に倍増へ。他の公的金融、民間金融機関等との官民パートナーシップ(PPP)協調融資も増大、グリーンボンド活用も(RIEF) |
ADBキャプチャ

 アジア開発銀行(ADB)は25日、気候変動関連の年間支援額を2020年までに現在の年30億㌦から倍の60億㌦(約7200億円)に増額すると発表した。アジアの新興国で台風や豪雨などの自然災害被害が増えていることへの対応だ。ADBの全体の融資額に占める気候変動関連の融資は3割に達することになり、環境シフトが鮮明になる。

 ADBの気候変動関連融資増額の方針は、途上国での地球温暖化対策を促進するため、2020年以降、先進国は毎年1000億㌦の資金供給をすることを公約しているためでもある。年末にパリで開く国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)を前にして、ADBとして、公約を担保する措置を打ち出した形だ。

 

 年間60億㌦のうち、40億㌦は再生可能エネルギー発電、エネルギー効率化事業、公共交通網の……

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