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みちのく銀行 青森県内での風力発電ファンドに3億円出資。環境省のグリーンファイナンス推進機構も10億円出資(RIEF)

2017-04-07 14:01:54

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 みちのく銀行は、青森県内で風力発電開発を進める日本風力開発アセットマネジメントが運営する風力発電ファンドに3億円を出資した。同ファンドには環境省の外郭団体である一般社団法人グリーンファイナンス推進機構も10億円を出資する。みちのく銀では、地域資源を活用した再生可能エネルギー事業への取り組みを強化するとしている。

 

 同行は同時に、グリーンファイナンス機構との間で、地球温暖化対策事業を推進する業務連携協定を結んだ。

 

 今回、出資した「青森風力発電ファンド(青森県風力発電投資事業有限組合)」は日本風力開発AMが青森県内で風力発電事業を展開するために設置したSPC(特別目的会社)。出資金総額は30億~40億円。開発する風力発電は、県内の横浜町、六ヶ所村千歳、野辺地陸奥湾の3ヶ所。

 

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  みちのく銀は、ファンドによる風力発電開発事業について、「地球温暖化対策のほか、地元企業の工事受注や雇用創出など、地方創生に資する取り組み」と位置づけている。出資金は優先株取得の形をとる。ファンドは同行とグリーンファイナンス機構の出資金をリスクマネーとして、残りの資金を他の金融機関から融資等で調達、事業に取り掛かる予定。

 

 グリーンファイナンス推進機構は環境省が主導するファンド。風力やバイオマス、地熱発電など全国の再生可能エネルギー事業等に出資している。これまでの出資実績は8件、出資総額35億6000万円(2015年度実績)となっている。

http://www.michinokubank.co.jp/news_1953.pdf