三井住友信託銀行、正式に初のグリーンボンドを発行。5億ユーロで2年物。日本の銀行としては5行目(RIEF)
2018-09-28 07:10:18
三井住友信託銀行は25日、同行初のグリーンボンドを発行した。ユーロ建てで5億ユーロ(約660億円)、期間は2年物。資金使途は、「一定の要件を満たすグリーンプロジェクト」としている。日本の金融機関によるグリーンボンド発行は、3メガバンク、日本政策投資銀行に次いで5行目。
同行は先に、グリーンボンド発行の前提となるグリーンボンドフレームワークを設定、その内容について、セカンド・オピニオン事業者のSustainability社から、2018年版のグリーンボンド原則(GBP)等への適合評価を得ていた。今回の発行は、このフレームワークに基づく第一号の発行となる。http://rief-jp.org/ct1/82510
初のグリーンボンドの利回りは、3カ月Euribor+0.25%。資金使途には再生可能エネルギー事業やグリーンビルディングなどが含まれるとみられる。
グリーンボンドの発行に際して、「国内外における企業・投資家の環境問題に対する取組みの高まりを受け、そうした取組みを財務面からサポートするとともに、国連の SDGs(持続可能な開発目標)が掲げる課題の解決という視点も踏まえて、持続可能な社会の構築に貢献する」とコメントしている。