東京都は持続可能な発展に資するサステナブルファイナンスを推進する金融都市の連携組織「FC4S(Financial Centres for Sustainability)」ネットワークに加盟した。FC4Sは国連環境計画(UNEP)が主導し、都市の持続可能性を金融の視点で高めることを宣言する団体。東京は25番目の加盟都市となる。東京に続いて北京もFC4Sに参加した。
東京都のFC4S加盟は、Japan Climate Initiative(JCI)と UNEP FIが共同で開催したセミナーの席上、小池百合子都知事が表明した。
小池知事は「日本およびグローバルな金融センターをリードするため、東京はサステナブルファイナンスの重要性を認識、日本の低炭素社会への移行のみならず、日本の金融資本をアジアさらに他の地域への低炭素社会移行に役立てたい」と参加の意義を強調した。
FC4Sネットワークは2017年にカサブランカで立ち上げられた。Stephen Nolan氏が事務局長。東京の加盟は、アジアでの参加都市は、香港、ソウル、上海、深圳に続いて5都市目で、一日遅れで参加した北京を含め、アジアの参加都市は6都市になった。
FC4Sは現在、アジア地域でのサステナブルファイナンスの発展を促進しており、FC4Sのアジア・太平洋プラットフォームを構築、各主要金融都市の連携を強化する活動を進めている。