HOME1. 銀行・証券 |新生銀行、企業向けサステナブル事業を支援する「サステナブルインパクト推進部」設立。インパクト評価を内製化(RIEF) |

新生銀行、企業向けサステナブル事業を支援する「サステナブルインパクト推進部」設立。インパクト評価を内製化(RIEF)

2020-01-29 13:01:50

1shinseiキャプチャ

 

 新生銀行は、企業の再生可能エネルギー事業や介護・医療関連施設等の社会の持続可能性を高める事業を支援するため、「サステナブルインパクト推進部」を2月1日付で発足させる。新設部は、独自の評価モデルに基づき、対象事業のインパクト評価を踏まえて、企業のサステナブル活動をファイナンス面から支援する。インパクト評価を内製化することで、サステナビリティの評価と投融資判断の迅速化を目指す。

 

 新設する「サステナブルインパクト推進部」は①サステナブルファイナンスの企画・営業推進②独自の評価モデルおよび評価・管理体制の構築③機関投資家向け運用商品の開発・供給--を主要な柱とする。このうち②でのインパクト評価のため、部内に「サステナブルインパクト評価室」を設ける。

 

 同室は、顧客企業との継続的な対話(エンゲージメント)を前提にし、同行が開発した評価モデルを活用して企業の事業が抱える、サステナビリティ、 ESG/SDGs、社会的インパクト等を包括的に評価する。インパクト評価の内製化は、ESG課題を伝統的な銀行の審査業務に統合することを意味する。

 

 新生銀行グループは、これまでも再エネ向けのプロジェクトファイナンスや、社会・環境課題の解決に資するプロジェクトや事業者への投融資に積極的に取り組んできた。またグループの新生企業投株式会社を通じて、スタートアップ企業向けのインパクト 投資も展開してきた。

 

 今回の「推進部」はこれらの事業活動を統合、連携させることになる。同行は「環境・社会・経済など社会全般に対して正のインパクトをもたらすことを目的とする社会的インパクトの概念を融合させた『サステナブルインパクト』を推進していく」とコメントしている。

https://pdf.irpocket.com/C8303/xFFN/Mb3S/h17K.pdf